弁護士コラム

2024.12.20

マラソンと法律

専門家プロフィールページへ

今年の最初のコラムで、こっそりダイエットをしていたことを告白していたのですが、このコラムを書いている現在も無事リバウンドすることなく、むしろ今年の初めより減量することができています。
というのも、ダイエットでジムに通いだしてからランニングマシンで走るようになり、次第に走ることが楽しくなってきて、今ではジムは解約して、ひたすら走るようになりました。
少しずつですが、スピードが上がり走る距離が伸びてきて、どうせならマラソン大会にも出てみたいと思うようになり、来年(2025年)の3月に佐賀で行われるさくらマラソンにもエントリーをするようになりました。
初めてフルマラソンを走るのですが、一応サブ4(4時間切り)を目標にしています。
もし、さくらマラソンに出場される方がいらっしゃれば一緒に頑張りましょう!

前置きが長くなってしまいましたが、本日はマラソンについてのお話です。
フルマラソンの距離は42.195kmですが、これは第4回ロンドンオリンピックでのイギリス王女アレクサンドラによるわがままが由来となっています。
すなわち、それまでのオリンピックでのマラソンの距離は開催地によって異なっていたのですが、第4回ロンドンオリンピックの際、アレクサンドラ王女はマラソンのスタート地点を城の窓から見えるように宮殿の庭、ゴール地点を競技場にあるボックス席の前に設置してほしいと要望したため、距離が延び、42.195kmとなったとのことです。
そして、第8回のパリ大会以降はこれが正式な距離となりました。

日本でのマラソン大会では、日本陸連競技規則により、

  1. コースの長さは競技距離より短くてはならず、かつ距離の誤差は競技距離の1000分の1以下でなくてはならない。※誤差はプラス42メートルまでOK
  2. スタートとゴールの2点間の理論上の直線距離は、そのレースの全距離の50%以下とする
  3. スタートとフィニッシュの2点間の標高の減少は、1/1000km、すなわち1kmあたり1mを超えてはならない。

という条件をクリアしたコースが陸連公認コースとして認定されるそうです。
ちなみに距離については、国際陸連の規定に従い「距離計測自転車」というものを使用して計測するそうです。

皆さんもマラソンの大会などをテレビで見られているのでご存じだと思いますが、マラソンは通常、公道(道路)を使用して行われるので交通規制が行われます。
しかし、本来道路は交通の用に供されるものであるため、マラソン大会を開催し交通規制をするためには、道路交通法上、事前に許可を受ける必要があります(道路交通法77条1項4号)
なお、この警察署長の許可に関する通達があり、要約すると交通に影響を及ぼす程度が低いほど許可が得られやすいとされており、交通量の少ない日として日曜日又は祝日と書かれています。
このことからマラソン大会は日曜日に開催されることが多いのかもしれません(私が走る佐賀さくらマラソンも日曜日に開催されます。)。

 

当サイトのコラムの著作権は法人に帰属します。
記載内容は投稿日時点のものとなり、法改正等で内容に変更が生じる場合がございますので予めご了承ください。

 

KOMODA LAW OFFICE 那珂川 お問い合わせ

WEB予約 Nexill&Partners Group 総合サイト
事務所からのお知らせ YouTube Facebook
弁護士法人サイト 弁護士×司法書士×税理士 ワンストップ遺産相続 弁護士法人Nexill&Partners 福岡弁護士による離婚相談所