ナンバープレートで使われていないひらがなは?
先日、家族で旅行した際、現地でレンタカーを手配しました。
レンタカーに乗られたことがある方はわかるかもしれませんが、基本的にレンタカーは、「わ」ナンバーです。
しかし、旅行の際、妻から「れ」と書いてある車も多く見かけると言われたことで、「れ」ナンバーもレンタカーではないかと思い、ナンバープレートについて調べてみました。
ナンバープレートは、道路運送車両法によって公道を走る車には表示することが義務付けられており、正式名称は「自動車登録番号標」といいます。
なお、軽自動車に取り付けるナンバープレートを「車番号標」といいます。
このナンバープレートには,管轄する運輸局が記載されている「地域名」と「分類番号」(ナンバーの上部にある「福岡●●●」という記載です。)、後述する「ひらがな」、「一連指定番号」(4桁の数字で一般的に「車のナンバー」といわれるのがこの数字です。)が表示されています。
そして、ナンバープレートの「ひらがな」については、登録種別といって、車の用途が記載されています。
具体的には、自家用車か、事業用車か、レンタカーか、普通自動車か小型自動車かという種別にわかれています。
例えば、自家用車かつ普通自動車の場合には「さすせそ、たちつてと、なにぬねの、はひふほ、まみめも、やゆよ、らりるろ」が、事業用車かつ普通自動車の場合には「あいうえ、かきくけこ、を」が使われることになります。
なお、レンタカーについては、普通自動車の場合には「わ、れ」が、小型自動車の場合には「わ」のみが割り振られるようです。
ちなみに、業務用の小型自動車では「り、れ」が割り振られるため、レンタカーでなくとも「れ」が割り振られることもあるようです。
この登録種別のなかで「お、し、へ、ん」の4文字は使われていないようです。
「お」は「あ」や「む」と見間違える可能性があることや「を」と発音が同じであるという理由で、「ん」は発音がしづらいという理由だそうです。
また、「し」と「へ」については、「し」は「死」を連想させ縁起が良くないこと、「へ」は「屁」を連想させイメージがよくないことが理由で使われていないとのことでした。
発音がしづらいということなどで使わないという運用は当然かなと思いますが、縁起やイメージが悪いという理由で使われていないというのは少し驚きました。
また、普段は4桁の数字にしか目がいかないナンバープレートですが、今回調べたことで、今後はひらがなについてもつい目が行ってしまうなと思いました。
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